村田製作所は、データセンター向け部品の需要拡大が上期利益の大幅増につながったことを受け、通期業績予想を上方修正した。9月までの6カ月間は、売上高が20.8%増の1.09兆円、営業利益が48.9%増の2459億1000万円となり、親会社株主に帰属する利益は40.6%増の1861億5000万円となった。同社は通期の売上高を2.26兆円、営業利益を5200億円、親会社株主に帰属する利益を3960億円と見込んでいる。生産能力を増強するため、設備投資計画も2550億円から2700億円に引き上げた。一方、人工知能(AI)投資の持続性と収益性を巡って投資家の懐疑的な見方が強まるなか、日本のハイテク株全体が売られ、村田製作所株は9.52%安の6234円となった。日経225種平均は一時3%下落し、半導体関連株が下落率上位となった。積層セラミックコンデンサー(MLCC)を含むコンデンサー事業の売上高は、データセンター、代理店、モビリティ用途の需要に支えられ、上期に33.1%増加した。コンピューター関連の売上高は61.2%増加した。村田製作所は中間配当を1株当たり35円とし、年間配当予想を70円に据え置いた。