ポンドは金曜日、0.41%高の1.3432ドルとなり、ドル安を背景にユーロに対しても0.20%上昇し、1.1990ユーロとなった。米中間選挙を控えたほか、人工知能(AI)関連株を巡る懸念が再燃したこともドルの重しとなった。今回の動きは主にドル主導で、英国の主要経済指標が材料になったわけではない。一方、UBSは、英イングランド銀行が来週、短期的な利上げ局面に入り、2027年第1四半期に2回目の利上げを実施すると予想している。ポンドのショートポジションが大きく積み上がっているため、さらなる上昇余地がある一方、英国予算案はマクロ経済見通しをほとんど変えていないと評価された。ポンド/ドルは10月に1.22%上昇し、7月以来で最も好調な月となった。ポンド/ユーロも2.40%上昇し、2026年のデータでは月間上昇率が最大となった。ユーロ圏の国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを受け、ユーロも上昇した。フランスでは景気が縮小したものの、欧州中央銀行(ECB)からタカ派的なシグナルが出たことで、12月利上げの可能性を巡る観測が強まった。ドルは、米国の成長加速やコアPCEインフレ率を受けて米連邦準備制度が警戒を続けるなかでも、ネット・ロングポジションの警戒的な解消やAI関連株を巡るセンチメントの揺れ、米国債需要を背景に引き続き下落しやすい状況にある。FOMCのブラックアウト期間は金曜日に終了し、トーマス・バーキン氏、メアリー・デーリー氏、アルベルト・ムサレム氏が発言する予定である。