キャセイ・パシフィック航空は、スペインのソフトウエア会社アマデウスで発生したデータセキュリティー侵害により、約5万3000件の予約が影響を受けたと明らかにした。航空会社のシステムや運航に支障はなかった。10月28日の事案では、大半のケースで予約番号、旅客名、フライト情報が流出し、より少数のケースでは追加の個人情報も漏えいした。キャセイによると、影響を受けた予約は2023年8月から9月までのもので、金融情報や決済情報にアクセスされた証拠はない。アマデウスは、旅行予約の表示環境に存在する脆弱性を特定し、事案を封じ込めたほか、監視・検知対策を強化したと説明した。調査は続いており、脆弱性がランサムウェアに悪用されたことを示す情報はない。日本航空は今週初め、同様の侵害で9万2000人の顧客が影響を受けたと明らかにした。韓国のアシアナ航空も顧客データの流出を報告している。