米国株は、低調なハイテク決算や人工知能(AI)投資の収益性を巡る疑問、米連邦準備制度の政策を巡る不透明感が投資家心理の重しとなり、週間で下落して取引を終えた。S&P500種株価指数は0.6%下落、ナスダック総合指数は2%下落し、ダウ工業株30種平均は0.9%下落した。アルファベットは、検索広告の成長鈍化への懸念を招く決算を受け、2011年以来で最悪となる週間下落率を記録し、13%近く下落した。一方、アマゾンはAI投資とキャッシュフローを巡り注視された。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高は39%増の460億ドルとなったが、過去12カ月のフリーキャッシュフローは424億ドルの流出に転じた。カーバナとリビアンは、四半期の売上高と自動車販売実績が堅調だった。ルメンタムは、マーベルとの買収協議の可能性を巡る報道を受けて急騰した。トゥイリオは四半期決算で市場予想を上回ったが、株価は下落した。インテルが低調な業績見通しを示したことで、半導体株の下落が主導された。投資家がインフレやエネルギー価格、地政学的緊張も注視するなか、北海ブレント原油は1バレル=117ドルを上回った。先の市場報道では、モーニングスターのテクノロジー指数とコミュニケーション・サービス指数の下落、AIインフラの収益性を巡る議論の継続、AI関連のデータセンター需要への投資家の関心が取り上げられていた。