HUTCHMEDによると、ORPATHYS(サボリチニブ)とTAGRISSO(オシメルチニブ)の併用療法について、欧州と日本で承認申請が審査対象として受理された。欧州医薬品庁(EMA)は、METの過剰発現または増幅があり、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬による治療中または治療後に病勢が進行した、局所進行または転移性の非小細胞肺がん患者を対象とするアストラゼネカの販売承認申請を審査対象として受理した。日本では、厚生労働省が、EGFR-TKI治療後に病勢が進行した、切除不能な進行または再発非小細胞肺がん患者を対象とするアストラゼネカの新薬承認申請を受理した。申請は、2026年9月に米食品医薬品局(FDA)へ提出された申請に続くもの。欧州臨床腫瘍学会(ESMO)総会2026のプレジデンシャル・シンポジウムで結果が発表され、同時に「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された国際第3相SAFFRON試験の結果が申請を裏付けている。併用療法は、プラチナ製剤2剤併用化学療法と比べ、病勢進行または死亡のリスクを45%低下させ、無増悪生存期間のハザード比は0.55だった。また、統計的に有意で臨床的にも意義のある全生存期間の改善を示した。ORPATHYSはMETが関与するがん経路を標的とする選択的MET-TKIで、TAGRISSOは第3世代の不可逆的EGFR-TKIである。HUTCHMEDは、今回の申請が世界での併用療法へのアクセス拡大に向けたさらなる前進だとした一方、承認、追加開発、商業化には臨床、安全性、資金調達、規制上のリスクが伴うと注意を促した。