2026年9月の小売統計では、スイス、オランダ、ドイツの消費動向に明暗が分かれた。スイスの小売売上高は前年同月比1.6%増となり、上方修正された8月の3.9%増から減速し、3月以来の小幅な伸びにとどまった。食品・飲料・たばこの売上高は0.4%減少し、食品以外は1.7%増に減速した。情報通信技術機器の売上高は1.0%減少した。露店・市場および通信販売・インターネット小売の売上高は5.0%増に加速した。スイスの小売売上高は季節調整済みの前月比で0.7%減少した。オランダの小売売上高は前年同月比2.7%増となり、上方修正された8月の3.8%増から減速し、2月以来の低い伸びとなった。一方、取引量は1.8%増加した。ドイツの小売売上高は実質ベースで前月比2.0%減少し、2026年で4回目の減少となった。食品は1.3%減、食品以外は2.4%減、オンライン・通信販売は2.2%減だった。ドイツの前年同月比売上高は2.3%減少し、暦・季節調整後の名目売上高は1.5%減少した。オランダではオンライン購入を含む食品以外の売上高が4.6%増加し、食品は0.5%減、オンライン小売は4.5%増となった。ドイツ連邦統計局は9月分から新たな報告標本を導入し、その手法を2026年1月分まで遡って適用した。