ブロックチェーンを基盤とする証券会社tZEROは、上場済みの特別買収目的会社(SPAC)であるFG Imperii Acquisition Corp.との合併に合意した。合併後は2027年初めに、ティッカーシンボルTZROでNYSE Americanへの上場を目指す。今回の合併案では、tZEROの新規投資前の株主価値を3億5000万ドルと評価する。この金額には、特定のマイルストーンに連動する最大2500万ドルが含まれるが、tZEROの約38%を保有する親会社Neighborhood Intelligenceへの3億5000万ドルの現金支払いを意味するものではない。FG Imperiiの信託口座には最大で約2億3100万ドルがあるが、株主による償還請求や取引費用によって、統合後の会社が利用できる現金は減少する可能性がある。既存のtZERO投資家は現金化するのではなく、保有分を統合後の事業体の株式と交換すると見込まれている。最大250万株を対象とする株式購入の取り決めには、なお最終文書の作成が必要であり、新株発行やその他の取引上の権利を含めた後も、親会社の現在の保有比率が維持される保証はない。取引の完了には、株主承認、規制当局の同意、米証券取引委員会(SEC)への登録届出書の発効、NYSE Americanの上場承認が必要である。両社の取締役会は全会一致で取引を承認しており、完全希薄化後資本の約62%を保有するtZERO株主は、取引を支持する合意書に署名した。tZEROは以前、デリバティブ清算機関について米商品先物取引委員会の承認を取得している一方、指定契約市場の申請は引き続き審査中である。同社はまた、オンチェーン取引やカストディ、関連するユーティリティーの展開を検討するほか、NYSEと提携する計画のトークン化証券プラットフォーム向けインフラについて、インターコンチネンタル取引所と協力している。