ブラックストーンのジョン・グレイ社長は、人工知能(AI)ブームにより、半導体、データセンター、電力インフラ、計算能力への需要が供給を上回るなか、大手テクノロジー企業が大幅に規模を拡大した株式調達に動くと述べた。グレイ氏は2026年11月3日、香港で開かれた「グローバル金融リーダーズ投資サミット」で、メタ、グーグル、オラクルを資金調達に動く可能性のある企業として挙げた。また、スペースXとアンソロピックによる新規株式公開(IPO)が実現すれば、投資家資金を巡る競争がさらに強まる可能性があるとしたが、いずれの上場も確認されていない。ハイパースケーラーの設備投資は8200億ドルに倍増し、米国内総生産(GDP)の約2.5%に相当する規模になる見通しだという。こうした見通しは、AI投資の規模や収益性への懸念が一因となったテクノロジー株の売りを経たものだが、グレイ氏はインフラ投資に前向きな姿勢を示している。ブラックストーンは、同氏が説明した供給制約に対応するデータセンターや電力資産に資金を振り向けている。