ファイザーは2026年通期の売上高見通しを従来の605億~625億ドルから620億~640億ドルに引き上げ、調整後1株利益の見通しも2.80~3.00ドルから2.95~3.05ドルに引き上げた。新たな利益見通しには、イノベント・バイオロジクスとのライセンス導入・提携契約に関連する一時的な6億5000万ドルの費用が含まれ、1株利益を約10セント押し下げる。第3四半期の調整後1株利益は87セントで、前年同期から変わらなかった。売上高は7100万ドル減の165億8000万ドルだったが、LSEGのアナリスト予想158億7000万ドル、ザックス・インベストメント・リサーチの予想161億3000万ドルを上回った。コミナティとパクスロビドを除く売上高は営業ベースで7%増加し、ファイザーが発売または買収した製品の売上高は32%増の38億ドルとなった。エリキュースの売上高は25%増の25億2000万ドル、パドセブは55%増の7億2000万ドルとなり、パクスロビド、コミナティ、プレベナー製品群の減収を補った。プレベナー製品群の売上高は10%減少した。ファイザーはセシル・ゲガン氏を11月1日付で最高財務責任者(CFO)兼執行副社長に任命した。ゲガン氏は8月16日から暫定CFOを務めていた。2009年のワイス買収後にファイザーに入社し、直近では上級副社長としてグローバル・バイオ医薬品部門の財務を統括していた。8月に退任したデイブ・デントン氏の後任となる。ファイザーは、開発中の肥満症プログラムや、がん、免疫、ワクチン分野のマイルストーンをパイプラインに含むと説明した。アルバート・ブーラ会長兼CEOは、2028年末から2033年末までの売上高について、リスク調整後で1桁台後半の年平均成長率(CAGR)を目指すと述べた。決算と経営陣の変更を受け、株価は午前の取引で0.7%下落した。投資家は、2027年まで新製品とがん領域の成長が新型コロナウイルス関連売上高の減少を相殺し続けられるかに注目する。