米製造業の新規受注は9月、1.8%増の6772億ドルとなり、3カ月連続の増加を記録した。市場予想の1.2%増も上回った。8月の増加率は0.1%から0.3%へ上方修正された。輸送機器の受注は4.6%増の1199億ドルとなり、月間増加分のほぼ半分を占めた。輸送機器を除く受注は1.3%増加した。耐久財の受注は1.9%増の3457億ドル、非耐久財の受注は1.8%増の3316億ドルとなった。受注は前年同月比で7.2%増加し、民間航空機・部品の受注が28.3%急増してけん引した。機械受注は1.5%増加し、コンピューター・電子製品は0.8%増、前年同月比では14.9%増となった。航空機を除く国防関連以外の資本財受注は0.6%増加し、企業の設備投資計画を測る注目指標となっている。同分野の出荷は1.2%増加した。製造業出荷全体は1.3%増の6685億ドル、未出荷受注残は0.9%増の1兆6200億ドル、在庫は0.4%増の9760億ドルとなり、12カ月連続で増加した。人工知能(AI)インフラへの投資と堅調な個人消費が製造業を支えている。製造業は経済の約9.4%を占める。米供給管理協会(ISM)の調査では、10月の工場生産は急拡大した一方、価格変動や納期の長期化、関税、米・イスラエルとイランの戦争を背景に、メーカーの景況感は悪化した。エコノミストは、金利上昇とインフレ調整後の家計所得の減少が来年の製造業活動を圧迫する可能性があると警告した。