グーグルは2027年から2028年にかけて、マレーシアのデータセンター拠点拡張に150億ドルを投資する。2024年5月30日に発表した20億ドルの投資計画から増額となる。計画には、セランゴール州とヌグリ・スンビラン州の新たなキャンパスが含まれ、プンチャック・アラム、セレンダ、ポートディクソンでの建設が予定されている。稼働中のエルミナ・ビジネスパークのキャンパスも計画に含まれる。グーグルはマレーシアの国営電力網に1ギガワット超のクリーンエネルギー発電容量を追加し、キャンパスで消費する電力の全額を負担するほか、電力網への接続に必要な直接的なインフラ費用も負担する。同社は水資源を強化する取り組みにも言及し、キャンパスの電力使用効率(PUE)は1.12~1.14になるとした。建設期間中、マレーシアの国内総生産(GDP)には年平均11億ドルが寄与し、年間3万7000人超の現地雇用を支える見通しである。施設の稼働後は、年間9000人超の現地雇用を維持すると予測されており、平均賃金は全国中央値を45%上回る。グーグルは5年間で80万人のマレーシア人の技能向上を図る4つのプログラムも計画している。今回の拡張は、マレーシアの「クラウド・ファースト政策」と「新産業マスタープラン2030」に沿うもので、2030年までに32億ドル超の経済効果を生み出すと予測されている。