グレーター・トロント地域(GTA)の住宅販売は10月、前月比1.2%増の5274戸となり、2カ月連続の減少に終止符を打った。販売価格の低下が借入コストの上昇を補った。トロント地域不動産委員会(TRREB)の季節調整済み住宅価格指数は9月比0.1%上昇し、C$928,800(663,523.36ドル)となった。前年同月比では、販売戸数が7.9%減、新規売り出し物件が11.9%減、価格指数が4.3%低下した。カナダ銀行は前週、エネルギーコストの上昇がインフレ全般を押し上げるリスクを理由に、政策金利を25ベーシスポイント引き上げて2.50%とした。3年ぶりの利上げだった。TRREBの最高情報責任者(CIO)ジェイソン・マーサー氏は、買い手が大きな交渉力を維持していると述べた。トピック記録の先行データには、平均販売価格102万4108ドル、前年から2.7%の下落、新規売り出し物件1万4173件、季節調整済み販売戸数と新規売り出し物件の前月比での別々の増加が記載されているが、これらの指標は新しい報告書と整合していない。TRREBは、経済の不透明感が引き続き買い手の重しとなっている一方、カナダ・米国間の貿易協定、中東紛争の解決、人口増加、HST還付、開発負担金の引き下げが、今後の持ち家および賃貸住宅の供給を支える可能性があるとしている。