アーカム・インテリジェンスは2026年11月5日、ポートフォリオ機能に凍結資産の表示を追加し、移動可能な資産と、凍結・ロック・ブラックリスト登録・焼却された資産を分離した。新設の「Frozen」ボタンにより、影響を受けた保有資産をウォレットの流動残高とは別に表示できる。当初の対象はUSDC、USDT、USDT0で、今後は対応トークンを増やす計画である。アーカムは「バイナンス・ハッカー」と名付けたエンティティを例に、デジタル資産の総額が約58億ドルで、そのうち約26億ドルが凍結されていると表示した。内訳はUSDTが17億7000万ドル、USDCが8億2472万ドルである。この例は、バイナンスのホットウォレットが2026年10月29日に侵害され、推定60億1000万ドルの損失が発生した事案に続くものだ。テザーとサークルはその後、影響を受けた資産の相当額を凍結し、アーカムは侵害直後に28億ドルが凍結されたと追跡した。このツールは、トレーダーや調査担当者、コンプライアンス部門にウォレットの流動性をより明確に把握できる手段を提供する一方、未対応トークンの残高が実際に移動可能な額をなお過大に示す可能性も明らかにしている。