トヨタは、特に米国での底堅いハイブリッド車需要、円安、生産混乱からの回復を理由に、2027年3月31日に終了する年度の業績予想を引き上げた。純利益は従来予想の3.25兆円から3.57兆円(226億ドル)に増える見通し。ただ、前年同期比ではなお7.2%減となる。営業利益予想は3.4兆円から3.9兆円に引き上げた一方、売上高は5.6%増の53.5兆円となる見通しで、小幅に下方修正した。業績予想の引き上げは、円安とコスト削減に支えられた四半期営業利益の増加を受けたもの。9月までの3カ月間は、純利益が前年同期比19%減の7594億円(47.9億ドル)となり、クイックが実施したアナリスト調査の予想7796億円を下回った。前年同期の純利益は営業外収益の増加に支えられていた。売上高は8.6%増の13.4兆円だった。トヨタは自社株買いの上限を、5億株・1兆円から6億1000万株・1.3兆円に引き上げ、1株2円で自社株の公開買い付けを実施すると明らかにした。業績予想の修正を受け、株価は15.49%上昇したが、予想はブルームバーグが集計したアナリスト予想を下回った。