米労働省労働統計局によると、非農業部門の単位労働コストは2026年第3四半期に年率換算で0.7%低下した。低下は2025年第2四半期以来初めて。エコノミストは0.6%の上昇を予想していた。労働者1人当たりの1時間の生産量を示す非農業部門の労働生産性は3.6%上昇し、2.8%の上昇を見込んでいた市場予想を上回った。上方修正された第2四半期の2.1%上昇からも加速した。時間当たり報酬は2.9%増、産出量は3.7%増、労働時間は0.1%増だった。前年同期比では、生産性が2.1%上昇し、単位労働コストは2.4%上昇した。製造業の単位労働コストは2.7%上昇し、時間当たり報酬は3%増、生産性は0.3%上昇した。耐久財の生産性は2.2%上昇した一方、非耐久財の生産性は1.7%低下した。データは第3四半期の雇用コスト指数の緩やかな上昇に続くもので、労働市場がインフレの源ではないとの見方を裏付けた。エコノミストや政策当局者は、人工知能(AI)への支出拡大が持続的な生産性上昇につながるかどうかを注視している。米連邦準備制度は前週、インフレが高止まりしているとしつつ、政策金利である翌日物金利の誘導目標を3.75~4.00%に据え置いた。エコノミストは12月に借入コストが上昇すると予想している。