日本国債利回りは金曜日、カーブ全体で急低下した。ハイテク株が主導する米ウォール街の広範な株安を受け、投資家がソブリン債の安全性を求めたためである。10年国債利回りは2.627%と6月以来の低水準に低下し、1日当たりの下落幅は7月以来最大となった。2年国債利回りも1.731%と9月以来の低水準に下げ、1日当たりの下落幅は同じく7月以来最大となった。ナスダック総合指数は5.52%安の2万4315.00ポイントと急落し、10月6日につけた過去最高値から終値ベースで10%超下落したことで、テクニカル調整局面に入った。S&P500種指数は4.36%安の7353.73、ダウ工業株30種平均は3.44%安の5万1523.06で引けた。株式市場の急落により、週初めに世界市場を押し上げていたリスク選好ムードは反転し、日経平均株価は6.4%下落した。日本銀行の9月会合の議事要旨がタカ派的な内容だったにもかかわらず、日銀が近く追加利上げに踏み切るとの期待も後退した。ハイテク株の売りは、火曜日に民主党が米議会選挙で圧勝したことを受け、人工知能(AI)ブームが見直されたことに続くものだった。より厳格な反トラスト法の執行や環境監督への懸念が高まり、電力を大量消費するデータセンターへの反対も強まった。原油価格の先安観もインフレ懸念と急速な利上げ観測を和らげており、投資家は引き続き中東情勢の進展を注視している。