昨春、トランプ大統領の政権で政策立案に携わる高官らの間で回覧されたメモには、エヌビディアの最高経営責任者(CEO)ジェンスン・フアン氏と親しい中国人実業家のアリス・ファン氏が、中国国家安全部の協力者だったとする情報機関の評価が記されていた。情報の説明を受けた関係者が明らかにした。評価によると、ファン氏はジェンスン・フアン氏に関する情報を集め、中国への最先端人工知能(AI)チップ供給を巡るエヌビディアの立場に影響を及ぼす可能性がある活動のため、勧誘されたという。選挙後に民主党が規制関連委員会の主導権を狙い、共和党がより厳しいチップ輸出規制を計画する中、この問題は議会の追及を招いている。共和党の下院議員3人は、中国の情報工作員がジェンスン・フアン氏を標的にしたかどうかを巡る説明会への出席を同氏に求めた。同氏がトランプ大統領の科学技術諮問委員会に任命されたことを含め、トランプ大統領との関係があっても、エヌビディアがワシントンからの監視強化を免れる可能性は低いと、セマフォーは伝えた。