元FBI防諜捜査官のパトリック・スティーブン・ヤロシュ被告は、FBIのシステムへのアクセス権を悪用し、35件の捜査に関連する仮想通貨を約100回にわたって無断送金したとして、電信詐欺とマネーロンダリングを認めた。送金による収益は247万4380.66ドルに上り、犯罪容疑者や外国の敵対勢力に関連するウォレットのほか、FBIの潜入捜査にも関係していた。ヤロシュ被告は、資産の出所と所有権を隠すため、追加の仮想通貨取引を通じて資産を交換・移動し、約9万3082ドルを個人的な借金の返済に充てた。残る資金でポルトガルでの新生活を始め、ぶどう園を購入する計画だった。被告は、今回の窃取によって犯罪集団や敵対国を巡る捜査が損なわれ、機密性の高い情報収集手法や情報源が露呈したと認めた。当局は当初、クラーケンや分散型融資プラットフォームのSuilendを通じて保有されていた資産を含め、約92万5426ドル相当の仮想通貨を回収した。ヤロシュ被告は以前にも、約100万ドル相当のデジタル資産に関する無断送金を認めており、この件は8月にコインテレグラフが報じていた。被告には最長20年の禁錮刑が科される可能性があり、量刑言い渡しは2027年3月4日に予定されている。