イーロン・マスク氏とチャンポン・ジャオ(CZ)氏は、マスク氏がバイナンスによる仮想通貨市場の約80%の支配を批判し、投資家に競合プラットフォームへ資金を移すよう促したとするSNS上の主張を否定した。マスク氏はそのような発言をしておらず、拡散している内容は捏造だと説明。一方、CZ氏は投稿元のアカウントに対し、誤情報の拡散をやめるよう求めた。このうわさは、マスク氏がバイナンスの最近の約60億ドル規模のハッキング被害にどう反応したかを巡って両氏がコメントを交わしてから約1週間後、両氏が和解する可能性を巡る観測が広がる中で再浮上した。仮想通貨インフルエンサーのアカウントが投稿したこの内容には、元となる発言の引用がなく、反応も分かれた。CZ氏はXのAIチャットボット「Grok」の回答も共有した。Grokはマスク氏のアカウントに一致する投稿は見つからないとし、この主張を捏造と説明した。この一件は、マスク氏が10月下旬にバイナンスのハッキングを揶揄したことや、相場暴落当日のミームを巡る応酬など、両氏の過去の対立に続くものだ。大手取引所に関する根拠のない主張が市場に影響を及ぼす可能性も浮き彫りになった。バイナンスの利用者はすでに、北朝鮮によるハッキング活動に関連した安全性への懸念に直面していた。ストラテジー会長のマイケル・セイラー氏も別途、取引所を標的とするAIハッカーが業界全体への脅威を拡大させていると警告している。