コインベース・グローバル、20億ドルの転換社債を発行へ、Q2の収益26%減の中

コインベースの公式発表によると、2029年と2032年満期の20億ドルの無担保転換社債を発行する計画を明らかに。3億ドル相当のオプションを含み、第2四半期の収益が26%減少する中での決定。

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要約

8月5日の公式プレスリリースで、コインベースはSEC規則144Aに基づき、20億ドルの無担保転換社債を私募で発行する計画を発表した。この社債は2029年と2032年満期の2シリーズに分かれ、各シリーズには1億5000万ドルの追加購入オプションが付き、合計3億ドルとなる。社債は6ヶ月ごとに現金、A種普通株式、またはその組み合わせに転換可能。調達資金は、キャップド・コール取引、運転資金、設備投資、買収、自社株買いに充てられる。この発行は2021年の同様の募集に続くもので、コインベースがQ2の収益26%減少とビットコイン保有量の増加を報告する中で行われる。

用語解説
  • 転換社債: 事前に定められた条件に基づいて現金、株式、またはその組み合わせに転換できる債券。企業が資本を調達しながら転換のメリットを提供するのに役立つ。
  • キャップド・コール取引: 転換社債の転換による潜在的な利益に上限を設けることで、株式発行の影響を緩和し、希薄化を制限するように設計された金融戦略。
  • SEC規則144A: 適格機関投資家への証券の売却を、SECの完全な登録なしで許可する規制。資金調達プロセスを合理化する。