最終的なEBA規則は、無担保仮想通貨を保有するEU銀行に対して大幅に高い資本要件を義務付け、調和のとれたリスク評価と仮想通貨エクスポージャーの厳格な分離を目指している。
欧州銀行監督機構(EBA)は、資本要件規則(CRR III)の下で最終規則を発表し、銀行に対して仮想通貨資産に対する大幅な資本保有を義務付けた。ビットコインやイーサリアムなどの無担保デジタル資産には1250%のリスクウェイトが割り当てられ、一方、資産参照型トークンには250%のリスクウェイトが課される。最終的な枠組みには、信用リスク、市場リスク、取引相手リスクのモデリングに関する詳細な方法論が含まれ、資産間の厳格な分離を強制している。草案は現在、欧州委員会に提出され、承認前に最大3ヶ月の審査期間を経る。例として、イタリアの銀行インテーザ・サンパオロは、100万ユーロのビットコイン購入に対して1250万ユーロの資本を保有する必要があり、規制の重大な影響を示している。一方、米国のFDICガイドライン緩和やスイスのDLT法改正など、世界的に異なる規制動向が、仮想通貨監視に対する対照的なアプローチを浮き彫りにしている。