イーサリアムのバリデータ退出待機列が過去最高の85万5,000ETH超(37億ドル相当)に達し、処理には15日かかる見込みで売り圧力の高まりが懸念される。
validatorqueue.comによると、イーサリアムのバリデータ退出待機列は金曜日時点で過去最高の855,158ETH(37億ドル相当)に達している。ネットワークにおける退出上限により、この引き出し待機分は解消まで15日を要する見通しだ。Bitwiseのストラテジスト、フアン・レオン氏は、待機列の膨張がETH価格下落の一因となる可能性を警告しており、特にステーク済みETHトークン(stETHなど)がディスカウント取引される場合、担保価値の減少やヘッジ、強制清算を引き起こすおそれがあると述べた。レバレッジをかけた「stETHループ」取引は、ETHの借入コストが上昇すれば不採算になり、同時売却を誘発しかねない。こうしたアンステーキング要求の急増は、ETHが2021年11月に記録した史上最高値4,878ドルに迫った直後、地政学的リスクやインフレ懸念を背景に下落へ転じたタイミングで発生している。