Bullish、NYSE上場でステーブルコイン決済による11億5000万ドルのIPOを実施

Bullish、NYSE上場でステーブルコイン決済による11億5000万ドルのIPOを実施

Bullishの公式発表によると、同社のNYSE上場IPOでは11億5000万ドルをステーブルコインのみで決済し、Jefferiesがオンチェーン決済を調整、収益の大部分はCoinbaseが保管するソラナベースのUSDCとEURCを経由した。

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要約

Bullishは公式声明で、IPO収益11億5000万ドルを全てステーブルコインで決済したと発表した。同社は8月14日にティッカーシンボルBLSHでNYSEに上場し、株価を37ドルで設定して時価総額54億ドルとなった。Jefferiesが請求・決済代理人として、米国、欧州、アジアの発行体間でのミンティング、変換、送金を調整した。決済では多様なステーブルコインが使用され、主にソラナ上のUSDCとEURC(Coinbaseが保管)のほか、USDCV、EURCV(ソシエテ・ジェネラル-FORGE)、USDG、PYUSD(Paxos)、RLUSD(XRPレジャー上のRipple)、USD1(World Liberty Financial)、AUSD(Agora)、EURAU(AllUnity)が含まれた。BullishのCFOは、ステーブルコインが迅速で安全なグローバル送金を可能にし、特にソラナで有効だと述べた。

用語解説
  • ステーブルコイン: 価格変動を最小化するため参照資産(USDやEURなど)に連動した仮想通貨で、ここではIPO収益の決済に使用された。
  • USDC: Circleが発行する米ドル連動ステーブルコイン。このIPOではUSDC(とEURC)がCoinbaseによって保管され、主要決済資産となった。
  • ソラナブロックチェーン: 高スループットで低手数料のブロックチェーン。IPOのステーブルコイン決済の大部分がソラナ上で実行された。