
米上院銀行委員会のスティーブン・ミラン氏に関する公聴会は、金融政策への影響力を求めるトランプ大統領の姿勢と米連邦準備制度の独立性の伝統との緊張を浮き彫りにした。
米上院銀行委員会は2025年9月4日、スティーブン・ミラン氏の米連邦準備制度理事会入りを審議する公聴会を開催した。トランプ大統領によりアドリアナ・クーグラー氏の後任として指名されたミラン氏は、証言の中で中央銀行の独立性を堅持し、政治的指示ではなくマクロ経済分析に基づいて決定を下すと誓約した。同氏は、FOMC (Federal Open Market Committee) が経済危機を防ぐ重要な使命を担う独立機関であることを強調した。この公聴会は、トランプ大統領が利下げやホワイトハウスの影響力拡大をFRBに求める中で行われた。承認されれば、ミラン氏は利上げ・利下げ決定における常任投票権を持ち、委員会は1週間以内に指名に関する採決を行う見通しだ。