イーサリアムのステーキング退出待機額3.7億ドル超、引き出しを上回る

イーサリアムのステーキング退出待機額3.7億ドル超、引き出しを上回る

イーサリアムの退出待機額は1,200億ドル相当の260万ETHに達し、待機期間は44日。一方で機関投資家の準備金やETFは7月1日以降116%増加し、大量売却懸念を和らげている。

ETH

要約

イーサリアムのステーキング退出待機額は過去最高の260万ETH(約1,200億ドル)となり、バリデータは引き出しまで最大44日待たされる状況となっている。これはイーサリアム史上最大のバリデータ流出を意味する。売却懸念がある中でも、機関投資家の準備金やETH ETFが資金流出圧力を吸収し、7月1日以降の保有量は116%増の1,170万ETHを超えた。現在、総供給量の29.4%にあたる約3,560万ETHが105万超のバリデータによってステーキングされている。一方、ステーキング参加需要は鈍化し、待機中のETHは51万2,755ETHと今月初めの95万9,717ETHから減少。アナリストは、早ければ2025年10月にSEC(証券取引委員会)承認の可能性があるETHステーキングETFが将来需要を生み出す可能性を指摘している。

用語解説
  • イーサリアムのステーキング: Ethereumのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)方式において、バリデータを通じてネットワークの安全性を確保し報酬を得るためにETHをロックするプロセス。
  • バリデータ: トランザクションを検証し新しいブロックを提案するEthereum参加者で、PoS型ブロックチェーンの安全性維持に不可欠な役割を担う。
  • ステーキング退出待機行列: ステーキングされたETHを引き出そうとするバリデータが、プロトコルが設定した退出制限により待機させられる行列。