米通貨監督庁、銀行口座閉鎖における政治的偏見を制限する規則を提案

通貨監督庁(OCC)トップのジョナサン・グールド氏によると、改定基準では「レピュテーションリスク」への言及を削除し、大手銀行にデバンキングの実態開示を義務づけ、政治的または宗教的信条に基づく差別防止を目指す。

要約

米通貨監督庁(OCC)は規制基準を改定し、「レピュテーションリスク」への言及を廃止するとともに、規制下の大手9行に対してデバンキング(口座閉鎖慣行)の開示を義務づける方針を発表した。OCCトップのジョナサン・グールド氏は、この政策の目的は政治的または宗教的信条を理由に顧客が銀行サービスを拒否されないようにすることだと強調した。この改定は、こうした懸念への対応を求める大統領令を受けたものである。

用語解説
  • 通貨監督庁(OCC): 米国の連邦機関で、全米銀行および連邦貯蓄機関を規制・監督する。
  • デバンキング: 金融機関が顧客の口座を閉鎖または制限する行為で、偏見や不公正な扱いの懸念を招くことがある。
  • レピュテーションリスク: 金融機関の評判に損害を与える可能性を指す規制上の概念で、従来はリスク評価に用いられてきたが、OCC基準からは削除される予定。