
米上院は激しい論戦の末、スティーブン・ミラン氏の米連邦準備制度理事会入りを僅差で承認。批判派はトランプ大統領の影響下での政治的独立性低下を懸念。
米上院は48対47の僅差でスティーブン・ミラン氏を米連邦準備制度理事会に承認し、数カ月に及ぶ政治的駆け引きに終止符を打った。ミラン氏はアドリアナ・クーグラー氏の後任として2026年1月31日まで任期を務める。共和党は同氏の専門知識と経済競争力強化への姿勢を評価した一方、民主党はホワイトハウス経済諮問委員会委員長としての無給勤務やトランプ大統領との関係を理由に強く反対した。エリザベス・ウォーレン上院議員やアンディ・キム上院議員ら批判派は、この人事が米連邦準備制度の独立性を損なう恐れがあると警鐘を鳴らした。ハーバード大学で経済学を学び、財務省勤務経験を持つミラン氏は、金融イノベーションにおける仮想通貨の潜在力や規制緩和による経済成長促進に積極的な見解を示している。