インド、中銀の懐疑姿勢を背景に仮想通貨を部分的に監督

インドは仮想通貨について全面規制ではなく、課税やコンプライアンス措置に重点を置いた部分的な監督を選択し、ステーブルコインが決済システムを不安定化させる可能性に懸念を示している。

要約

インドは、包括的な仮想通貨法制化ではなく部分的な監督を維持する方針を、最近の政府文書で明らかにした。インド準備銀行は、システムリスクへの懸念からデジタル資産の全面統合に慎重姿勢を崩していない。政府は仮想通貨利益に30%課税し、海外取引所には金融情報機関への登録を義務付けている。約45億ドルの仮想通貨投資を抱える同国は、こうした措置にもかかわらず世界的な普及率ではリーダー的地位を保っている。ステーブルコインが統合決済インターフェース(UPI)に与える影響が懸念されており、透明性向上のため2027年までにOECDの暗号資産報告フレームワークを採用する計画だ。

用語解説
  • ステーブルコイン: 米ドルなどの準備資産に連動して価値を安定させることを目的とした仮想通貨の一種。
  • 暗号資産報告フレームワーク(CARF): 租税コンプライアンス確保のために、参加国間で仮想通貨取引に関する情報を自動的に交換するOECDの枠組み。
  • 統合決済インターフェース(UPI): インドで開発された、モバイル端末を通じて銀行間取引を即時に行う決済システム。