香港、ステーブルコイン監査指針を1〜3年以内に策定へ

ジョン・リー行政長官、トークン化預金や債券発行、デジタル資産規制拡大に言及し、香港が仮想通貨分野で制度整備と機関投資家導入を推進する姿勢を示す

要約

香港のジョン・リー行政長官は、香港金融管理局(HKMA)がトークン化預金や本格的なトークン化資産取引の推進、政府のトークン化債券発行の常態化を進めると発表した。規制サンドボックスを通じて銀行のリスク管理向上を支援する方針。香港はステーブルコイン発行者規制制度を進めるとともに、デジタル資産の取引およびカストディ業務のライセンス制度を策定中。証券先物委員会(SFC)はプロ向け投資家が利用できるデジタル資産商品の拡充を検討しており、税務当局も脱税防止のための越境協力を強化している。これらは、1〜3年以内にステーブルコイン監査指針を導入する計画と、ステーブルコイン条例下でのライセンス需要の高まりを補完する動きとなっている。

用語解説
  • ステーブルコイン: 法定通貨など安定した資産に価値を連動させ、価格変動を最小限に抑えた仮想通貨。
  • ステーブルコイン条例: 8月1日に施行された、香港におけるステーブルコイン発行者を認可・監督するための規制枠組み。
  • トークン化資産: 現実世界の資産をブロックチェーン上にデジタル表現として記録し、トークンの形で取引や決済を可能にするもの。