
UNDPによると、政府向けブロックチェーン・アカデミーは2025年に発足し、2026年に各国でのプログラムを開始する予定で、世界各国の公共部門ガバナンスにおけるブロックチェーンとAI導入を加速させることを目指す。
国際連合開発計画(UNDP)とExponential Science財団は、政府によるブロックチェーン、仮想通貨関連ツール、人工知能の採用を支援する「政府向けブロックチェーン・アカデミー」創設を正式に発表した。同アカデミーは2025年10月1〜2日にシンガポールで開催されるTOKEN2049で発足し、その後2025年に準備作業を進め、2026年から各国でのプログラムを開始する。公共部門の職員向けに、研修、ワークショップ、オンライン講座、リーダーシップフォーラムなどを提供し、金融、ガバナンス、サプライチェーン、気候変動対策、デジタルIDなどの分野で開発課題の解決を支援する。UNDPイノベーションチームリーダーのイレナ・チェロビッチ氏によれば、同アカデミーは政府が実験段階から実装段階へと移行する助けになるという。Exponential Scienceのパオロ・タスカ氏は、これを政府にデジタル変革に必要なツールと人材を提供するための枠組みと位置づけた。