
グーグルの最新決済プロトコルがステーブルコイン対応を実装、コインベースや60以上の組織と協力し、AI間での直接かつ安全な取引を可能にし、従来の金融と新興デジタル資産システムを橋渡しする。
グーグルは、オープンソースの新たなAI決済プロトコル「Agentic Payments Protocol(AP2)」を開始した。このプロトコルにより、AIシステムは従来の決済手段とステーブルコインを用いた安全かつ規制準拠の取引が可能となる。コインベースやSalesforce、アメリカン・エキスプレスなど60以上の組織と開発したこの取り組みは、分散型金融へのグーグルの関与拡大を示している。グーグルクラウドは既にペイパル(PayPal)のPYUSDによるステーブルコイン決済を受け付けており、ステーブルコインを国際決済の大幅な進化と位置付けている。2025年初頭時点でステーブルコインの市場規模は2,800億ドルを超え、月間決済総額は1.39兆ドルに達している。米国の銀行は預金流出の懸念を示す一方、コインベースはステーブルコインが国際的に米ドルを強化すると主張している。