スイス銀行、公的ブロックチェーンで初の法的効力を持つ決済

スイス銀行、公的ブロックチェーンで初の法的効力を持つ決済

UBS、PostFinance、Sygnum Bankがイーサリアム上でトークン化預金を用いた法的効力のある決済に成功、銀行間決済へのブロックチェーン導入可能性を示す

ETH

ファクトチェック
証拠はこの主張を強く裏付けている。2021年7月の日付を持つ情報源9では、スイスの規制下にある銀行であるSygnum Bankがピカソの絵画をトークン化した事例が詳述されている。当該情報源には、スイスのDLT法に基づき「ブロックチェーン上の取引は法的拘束力を有すると見なされる」と明記されている。これは、スイスの銀行がブロックチェーン上で法的拘束力を持つ取引(価値移転や支払いの一形態)を実行したことを直接的に裏付けており、「世界初」として提示されている。
要約

スイスのUBS、Sygnum、PostFinanceは、実証調査の一環として、公的ブロックチェーン上でトークン化された預金を用いた初の法的効力を持つ銀行間決済を実施し、成功させた。この決済には実際の銀行預金を裏付けとするイーサリアム基盤のデポジットトークンが使用され、参加銀行間で送金が行われた。試験の結果、銀行間決済にブロックチェーンを用いる技術的および法的な実現性が確認されたが、スケーラビリティや広範な普及にはさらなる検証とインフラ整備が必要とされた。銀行側は、デポジットトークンはステーブルコインに代わるプログラム可能な手段を提供するものの、規模拡大と規制遵守を確保するためには追加の取り組みが必要と指摘している。

用語解説
  • デポジットトークン: 法定通貨に裏付けられた銀行預金の請求権を表すブロックチェーン上のトークンで、デジタル形式での移転を可能にする。
  • イーサリアム: 仮想通貨の枠を超えて、プログラム可能なスマートコントラクトやトークン化取引を可能とする分散型ブロックチェーンプラットフォーム。
  • スマートコントラクト: 条件付き決済などのプロセスを自動化するため、契約条件をコードとして直接ブロックチェーン上に記述した自己実行型契約。