中国人民銀行、越境QRコード決済の実証実験をアントグループ参加で推進

中国人民銀行副総裁が、越境決済の増加や仮想通貨を悪用した資金移動に伴う金融安全保障上の懸念を指摘

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要約

中国人民銀行(PBoC)の陸磊副総裁は、アリペイとアント・インターナショナルが統一型越境QRコード決済システムの実証実験に参加していることを明らかにした。陸副総裁は、越境資本移動の拡大と高速化に伴い、マネーロンダリングやテロ資金供与といったシステミックリスクが高まると警告。さらに、仮想通貨や地下銀行が不正な資金移動に利用され、中国の外為管理や金融安全保障に課題を突きつけていると懸念を示した。

用語解説
  • 越境QRコード決済: QRコードを読み取ることで国境を越えて取引を可能にする決済方式で、利便性と効率性向上のために統一システムに統合される。
  • 仮想通貨: ビットコインなどのようにデジタルまたはバーチャル形式で存在する通貨で、越境資金移動に利用できる一方、不正活動にも悪用される可能性がある。
  • 外為管理: 通貨の安定性と金融安全保障を維持するために、国家が外国為替取引を規制・監督すること。