ニール・カシュカリ氏は、米連邦準備制度が掲げるインフレ率2%目標達成への決意を強調。インフレ率は低下傾向にあるものの目標を依然上回っており、労働市場の冷え込みが今後の政策判断に影響する可能性を指摘した。
米ミネアポリス連邦準備銀行のニール・カシュカリ総裁は、経済不透明感が続く中でも、米連邦準備制度が年率インフレ率2%目標を達成できるとの確信を示した。2012年に正式採用されたこの目標に向け、米連邦準備制度は金利調整やその他の金融政策手段を用い、市場の過度な変動を避けながら経済の安定を維持するとしている。米国のインフレ率はパンデミック後のピークからは低下したものの、主要な指標では依然として2%を上回っている。最近のデータでは労働市場の冷え込みが示されており、今後のFOMCによる金利決定に影響を与える可能性がある。過去にカシュカリ氏は、インフレ期には高金利を支持しており、特に2020年代前半のインフレ率急上昇時には利上げを後押ししてきた。今回の発言は、米連邦準備制度が物価安定の回復まで粘り強く政策を続ける姿勢を改めて示したものだ。