韓國の仮想通貨取引所、2025年に過去最多3万6,684件の疑わしい取引を届出

韓國の仮想通貨取引所、2025年に過去最多3万6,684件の疑わしい取引を届出

金融情報分析院によると、2025年1〜8月に韓國で報告された仮想通貨を巡る疑わしい取引は、過去2年間の合計を上回り、その大半が違法な外国為替送金に関連している。

USDT

要約

韓國当局は、2025年1〜8月に暗号資産サービス提供業者が提出した疑わしい取引報告(STR)が3万6,684件となり、2023年と2024年の合計を上回ったと発表した。担当者は、2021年以降の仮想通貨関連犯罪の90%超にあたる総額71億ドルが「換地」と呼ばれる違法な外国為替送金から発生していると指摘。最近の事例では、韓國とロシア間でテザー(USDT)を用いた4,200万ドル相当の違法送金が発覚し、ロシア国籍の2人が2023年1月から2024年7月までに6,000件超の不正取引を行ったとして告発された。議員らは、偽装送金や新たな外国為替犯罪への対応強化を求めている。

用語解説
  • 疑わしい取引報告(STR): 金融機関や仮想通貨関連事業者がマネーロンダリングやテロ資金供与の疑いを検知した際に、法的に提出が義務付けられている報告。
  • USDT(テザー): 米ドルに連動した価値を持つステーブルコインで、仮想通貨市場における取引や送金に広く利用されている。
  • 換地(ファンチギ): 資金を非公式ルート経由で移動させる違法な外国為替送金手法で、仮想通貨への交換や国際間送金を伴う場合が多い。