中国、デジタル人民元国際運営センターを上海で開設

中国、デジタル人民元国際運営センターを上海で開設

中国当局によると、同センターは国境を越えた決済、ブロックチェーンサービス、デジタル資産プラットフォームを統合し、デジタル人民元(DCEP)の国際的役割強化を目指す。

ファクトチェック
ロイター、中国政府公式サイト(gov.cn)、業界誌など複数の信頼できる情報源によれば、中国人民銀行総裁が上海にe-CNY(デジタル人民元)の国際運営センターを設立する計画を発表したことが確認されている。センターは発表された段階で、完全な稼働には至っていないものの、この声明は本プロジェクトの公式な開始を正確に示している。
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要約

中国は正式に「デジタル人民元国際運営センター」を立ち上げ、3つの主要プラットフォームを構成した。これには、中央銀行のm-CBDC Bridgeプロジェクトに基づく国際送金・決済システム、国内開発の「長安チェーン」を基盤としたブロックチェーンサービスプラットフォーム、そして上海清算所を通じて運営されるデジタル資産プラットフォームが含まれる。この取り組みは、デジタル人民元の国際利用拡大、ブロックチェーン応用の拡充、デジタル金融インフラの強化を目指した中国の戦略を示すものだ。

用語解説
  • デジタル人民元(DCEP): 中国人民銀行が発行・管理するCBDC(中央銀行デジタル通貨)であり、デジタル取引や国家的な決済インフラに利用される。
  • m-CBDC Bridge: 国際決済銀行(BIS)と複数の中央銀行が主導する、効率的かつ相互運用可能な国際決済の実現を目指す国境を越えたCBDCプロジェクト。
  • 長安チェーン: 中国国内で開発されたブロックチェーン基盤で、安全性、コンプライアンス、拡張性を備えたブロックチェーンサービスの国内外への提供を目的としている。