米ADP雇用者数9月に3万2千人減少、2023年3月以来最大の落ち込み

米ADP雇用者数9月に3万2千人減少、2023年3月以来最大の落ち込み

ADP報告は民間部門雇用の大幅減少を示し、データ推計の異常値がある中で労働市場の減速が続く兆しを示した。

要約

2025年9月のADP報告によると、米民間部門の雇用者数は3万2千人減少し、2023年3月以来最大の落ち込みとなった。市場予想の5万人増加とは大きく乖離し、労働市場の課題が根強いことを示している。

用語解説
  • ADP雇用報告: Automatic Data Processing Inc.が毎月発表する、米国非農業民間部門雇用者数の変動を推計する報告書で、労働市場の指標として広く利用される。
  • 市場予想: アナリストやエコノミストが経済指標について行うConsensus予測のこと。実績との比較により経済動向を分析するために用いられる。