CME、仮想通貨先物の24時間365日取引を開始へ

CME、仮想通貨先物の24時間365日取引を開始へ

CMEグループが2026年初頭から仮想通貨先物・オプションの24時間365日取引を開始、機関投資家需要に対応し海外プラットフォームに代わる規制下の選択肢を提供

MOVE

ファクトチェック
この発表はInvesting.comの最近のニュース記事(情報源10)によって裏付けられており、同記事は「CMEグループが仮想通貨先物およびオプション取引を24時間365日提供する」と明確に報じている。CMEの公式ウェブサイトや学術資料(情報源1、3、6、7、9)では従来の取引時間を平日約23時間として正しく説明していたが、最新の証拠はこの方針変更を報じており、今後の開始に関する発表を確証している。
要約

CMEグループは、規制当局の承認を前提に、2026年初頭から仮想通貨先物およびオプションの24時間365日取引を開始する計画を発表した。この決定は、機関投資家による継続的な取引需要の高まりに応えるとともに、週末の取引停止による価格ギャップ発生リスクを軽減することを目的としている。取引は週末に最短2時間のシステムメンテナンス時間を除き、CMEのGlobexプラットフォーム上で常時実施される予定。休日や金曜夜から日曜夜までの週末に行われた取引は、翌営業日の取引として処理され、清算・決済・規制報告に反映される。今回の動きにより、CMEは仮想通貨取引における規制された主要市場としての地位を強化し、無規制の海外プラットフォームに比べ安定性とリスク管理を提供する。今回の取引時間拡大は、未決済建玉が390億ドルに達し、前年同月比95%増となるなど、2025年の仮想通貨デリバティブ取引で記録的な実績を挙げたことを受けたもの。

用語解説
  • 仮想通貨先物取引: あらかじめ定められた将来の期日と価格で、買い手にデジタル資産の購入義務、売り手に売却義務を課す金融契約。
  • 24時間365日取引: 市場が常時稼働し、売買の時間的制約が存在しない取引環境。
  • 価格ギャップリスク: 非取引時間中に市場の終値と始値の間で大きな価格差が生じるリスク。