
CMEグループが2026年初頭から仮想通貨先物・オプションの24時間365日取引を開始、機関投資家需要に対応し海外プラットフォームに代わる規制下の選択肢を提供
CMEグループは、規制当局の承認を前提に、2026年初頭から仮想通貨先物およびオプションの24時間365日取引を開始する計画を発表した。この決定は、機関投資家による継続的な取引需要の高まりに応えるとともに、週末の取引停止による価格ギャップ発生リスクを軽減することを目的としている。取引は週末に最短2時間のシステムメンテナンス時間を除き、CMEのGlobexプラットフォーム上で常時実施される予定。休日や金曜夜から日曜夜までの週末に行われた取引は、翌営業日の取引として処理され、清算・決済・規制報告に反映される。今回の動きにより、CMEは仮想通貨取引における規制された主要市場としての地位を強化し、無規制の海外プラットフォームに比べ安定性とリスク管理を提供する。今回の取引時間拡大は、未決済建玉が390億ドルに達し、前年同月比95%増となるなど、2025年の仮想通貨デリバティブ取引で記録的な実績を挙げたことを受けたもの。