モルガン・スタンレー、富裕層向けの仮想通貨ファンド保有制限を解除

モルガン・スタンレー、富裕層向けの仮想通貨ファンド保有制限を解除

モルガン・スタンレーが退職年金口座を含む全顧客に仮想通貨投資を開放する決定は、機関投資家によるデジタル資産採用の高まりを示すものだ。

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ファクトチェック
複数の2024年の情報源によれば、モルガン・スタンレーは方針を変更し、ウェルスマネジメント部門のアドバイザーが一部の顧客に対し、現物ビットコインETFへの投資を積極的に勧誘できるようになった。富裕層顧客は少なくとも2021年以降、勧誘を受けない形でビットコインファンドにアクセスできていたが、今回の動きはこうした商品の推奨方法に関する大きな制約を撤廃し、事実上アクセスの拡大につながるものとなっている。
要約

モルガン・スタンレーは仮想通貨ファンドへのアクセス制限を解除し、2025年10月15日から退職年金口座を含む全顧客がブラックロックやフィデリティのビットコインファンドに投資できるようにする。同行は仮想通貨保有の過度な集中を防ぐため、自動化されたリスク監視システムも導入する予定だ。

用語解説
  • 仮想通貨ファンド: ビットコインやイーサリアムなどのデジタル資産に直接、または関連する金融商品を通じて投資できる投資信託。
  • ウェルス・マネジメント: 高額資産保有者の投資や資産を管理する金融アドバイザリーサービス。