Ethenaの利回り付きステーブルコイン、市場急落で一時ドルペッグを喪失

EthenaのステーブルコインUSDeは、地政学的緊張と過去最大規模の清算が進む仮想通貨市場の急落の中で一時ドルペッグを外し、仮想通貨市場の継続的なボラティリティを示した。

USDE
ENA

要約

Ethenaの利回り付きステーブルコインUSDeは、トランプ大統領による関税発表を契機とした大規模な市場急落の中で、バイナンス上で一時0.65ドルまで下落した。この出来事は、24時間で190億ドル超の清算が発生した仮想通貨市場全体の大規模清算の一部だった。短時間のペッグ外れにもかかわらず、USDeは速やかに回復し、Ethena Labsはステーブルコインが引き続き超過担保状態にあり、発行・償還機能も健在であると発表した。この下落はEthenaのガバナンストークンENAにも影響し、同トークンは40%下落後に一部回復した。

用語解説
  • 利回り付きステーブルコイン: 通常は法定通貨にペッグされて固定価値を維持しつつ、様々な戦略を通じて利回りを生むよう設計されたステーブルコイン。
  • ドルペッグ: デジタル資産が米ドルと同等の価値を維持する仕組みで、準備資産やアルゴリズムによる制御で実現されることが多い。
  • 清算: 損失が設定された閾値を超えると強制的にレバレッジ取引のポジションを閉じること。変動の激しい市場で一般的に発生する。