豪州、AUSTRACに仮想通貨ATM禁止権限を付与へ

豪州、AUSTRACに仮想通貨ATM禁止権限を付与へ

豪州のトニー・バーク内務大臣は、マネーロンダリングや詐欺を狙った仮想通貨ATMへの規制強化に向け、AUSTRACの権限拡大を求めている。

ファクトチェック
オーストラリアのAUSTRAC公式発表や内務大臣の声明など複数の信頼できる情報源によれば、高リスクの仮想通貨ATMを制限または禁止し、金融犯罪に対抗するための新法案が提案されている。この法案では、AUSTRACのCEOに対し、そのようなATMを制限または禁止する権限が付与される。
要約

豪州のトニー・バーク内務大臣は、仮想通貨ATMの規制に関しAUSTRAC(オーストラリア取引報告分析センター)に拡大権限を付与する新たな規制を提案した。国内に2,100台の仮想通貨ATMが存在し、これらの機器が詐欺やマネーロンダリングに悪用されることを抑制する狙いだ。新権限により、AUSTRACは高リスクな仮想通貨ATM商品の制限や禁止を行えるようになる。仮想通貨ATMは2017年の23台から現在では2,100台超に急増しており、不正利用の懸念が高まっている。

用語解説
  • AUSTRAC: オーストラリア取引報告分析センター。マネーロンダリング防止やテロ資金供与対策のコンプライアンス規制を担う機関。
  • 仮想通貨ATM: 現金や銀行カードを用いて仮想通貨の購入や売却ができる物理的キオスク端末。