リップル、企業金融のブロックチェーン拡大へGTreasuryを10億ドルで買収

リップル、企業金融のブロックチェーン拡大へGTreasuryを10億ドルで買収

リップル・ラボはSPAC(特別買収目的会社)を通じて少なくとも10億ドルを調達しXRPを蓄積、市場の不透明感にもかかわらずブロックチェーン活用拡大の取り組みを強化している。

XRP

ファクトチェック
この発表は複数の一次情報源により強く裏付けられている。Business WireでRippleが発表したプレスリリース(ソース5)と、GTreasuryの投資家Hgによる別の売却発表(ソース8)の双方で、RippleがGTreasuryを買収することが明確に記載されている。また、Rippleのプレスリリースでは、この取引の評価額が10億ドルであることも確認されている。
要約

リップル・ラボは市場の変動にもかかわらず、SPAC(特別買収目的会社)を通じてXRPを蓄積するために10億ドルを調達していると報じられている。資金は新たに構築された暗号資産トレジャリー(DAT)構造内で保有される。この計画は、企業向けトレジャリーソフトの提供者であるGTreasuryを10億ドルで買収し、ブロックチェーンを活用した企業財務ソリューションの強化を目指すものでもある。今回の資金調達はXRP関連で過去最大級の規模であり、XRPの時価総額は約1,380億ドルに達している。

用語解説
  • XRP: リアルタイムの国際送金や決済に利用されるデジタル通貨で、リップルのネットワークに関連付けられており、低コストかつ高速な取引を実現するために設計されている。
  • SPAC(特別買収目的会社): 既存企業の買収や合併を目的として、新規株式公開(IPO)によって資金を調達するために設立される会社。
  • 暗号資産トレジャリー(DAT): 暗号資産などのデジタル資産を保有・管理するために設計された財務構造で、透明性、安定性、戦略的な資産管理を提供する。