スイス当局、FIFAのブロックチェーンチケットトークンを巡り刑事告発

スイス当局、FIFAのブロックチェーンチケットトークンを巡り刑事告発

スイスの規制当局GESPAが、FIFAのブロックチェーン基盤プラットフォーム「FIFA Collect」が、トークン化されたワールドカップチケットをランダム抽選と結びつけることで、スイス国内で違法な賭博サービスを提供していると告発。

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ファクトチェック
極めて信頼性の高い最新の情報源であるブルームバーグは、FIFAのブロックチェーントークンに関し「スイスの賭博規制当局が刑事告発を行った」と明確に報じている。これに対し、少し前の時期の複数の情報源では「調査」や「捜査」と表現されていたが、最新の証拠によれば事態は正式な刑事告発に発展しており、この記述が真実であることを示している。
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要約

2025年6月17日、スイスの賭博監督機関GESPAは、FIFAのブロックチェーンプラットフォーム「FIFA Collect」がランダムな結果に基づくNFT関連競技への賭けを可能にし、実質的に違法な賭博サービスを提供しているとして刑事告発を行った。同プラットフォームはトークン化されたワールドカップチケットを提供していたが、スイスで必要とされる賭博免許を取得していなかった。FIFAは現時点で本件についてコメントしていない。

用語解説
  • ブロックチェーントークン: ブロックチェーン上に記録されるデジタル資産で、イベントチケットやコレクタブルなどの所有権やアクセス権を表すことが多い。
  • FIFA Collect: FIFAが運営するブロックチェーン基盤のプラットフォームで、ワールドカップ関連のデジタルコレクタブルやトークンを提供する。
  • GESPA: スイス国内の賭博およびベッティング関連法を監督・執行する規制当局。