米国の証拠金債務、レバレッジ拡大と株式エクスポージャー拡大で1兆1300億ドルに到達

Kobeissi Letterによると、投資家のレバレッジ拡大と過去最高水準の家計株式保有が進む中、SEC(証券取引委員会)はテクノロジーおよび仮想通貨分野にまたがる5倍レバレッジETFの提案を審査中。

要約

Kobeissi Letterの報告によると、米国の証拠金債務は9月に670億ドル増加し、過去最高の1兆1300億ドルに達した。これは2年前のほぼ倍に相当する水準だ。同報告は、米国の家計が資産の52%を株式に割り当てていることを指摘。これは2000年のピーク時(48%)を4ポイント上回り、2008年の金融危機時の水準の2倍に当たる。こうした動きは投資家のリスク選好が高まっていることを示す。Nvidiaから仮想通貨資産までを対象とする5倍レバレッジETFがSECに提出されており、市場のボラティリティ拡大への懸念が強まっている。

用語解説
  • 証拠金債務(Margin Debt): 投資家が有価証券を購入するために借り入れる資金。利益と損失の両方を拡大させる。
  • レバレッジETF(Leveraged ETF): 基準指数や資産のリターンをレバレッジを用いて複数倍にすることを目指す上場投資信託で、エクスポージャーとリスクを増大させる。
  • SEC提出書類(SEC Filing): 米国証券取引委員会に審査および規制承認を目的として提出される正式な書類。