仮想通貨時価総額が3兆7700億ドルに下落、変動と関税影響で

時価総額が減少する一方、米国の現物ビットコインとイーサリアムETFでは大規模な資金流出が発生し、ステーブルコインおよびDeFi市場では活動の変化が見られた

BTC
ETH
USDT

要約

今週の世界の仮想通貨時価総額は2.9%減少し、4兆100億ドルから3兆8900億ドルへと縮小した。米国の現物ビットコインETFでは12億3000万ドルの純流出があり、累計純流入額は615億ドルとなった。イーサリアムETFでも3億1100万ドルの純流出が発生し、累計純流入額は146億ドルにとどまった。ステーブルコインの時価総額は3044億ドルで、USDT(1819億ドル)とUSDC(759億ドル)が主導している。DeFiの預かり資産(TVL)は3.3%減少し1,522億ドルとなり、イーサリアム、ソラナ、BNBチェーンが最大のシェアを占めた。ブロックチェーンの活動はまちまちで、Tonの1日取引件数が63%減少した一方、スイとアプトスではアクティブアドレスが増加した。今週はa16z Crypto、Framework Ventures、クラーケンといった大手によるトークン生成イベントや投資も見られ、市場調整局面でもブロックチェーン案件への関心が続いている。

用語解説
  • DeFi TVL: DeFi(分散型金融)プラットフォームにおける預かり資産(Total Value Locked、TVL)の総額で、DeFiプロトコル内の資本量を示す指標。
  • Spot ETFs: ビットコインやイーサリアムなど資産の実勢価格に連動し、株式市場で取引される上場投資信託。
  • Stablecoin: 米ドルなどの法定通貨に連動して価値を安定させるよう設計された仮想通貨。