
日本銀行の氷見野良三副総裁は、ステーブルコインが世界的な金融取引で影響力を増していることを強調し、その役割拡大に対応するための規制枠組みの重要性を訴えた。
日本銀行の氷見野良三副総裁は、ステーブルコインが世界の決済システムを変革し、従来の銀行預金を置き換える可能性があると指摘した。特に迅速かつ低コストの国際送金を可能にする点や、世界の金融資産の半数を非銀行系金融機関が保有するようになった構造変化を挙げた。氷見野氏は、こうした動きに対応するため規制の進化が不可欠であり、デジタル資産の存在感拡大に伴う課題を管理する包括的な枠組みの整備を急ぐ必要性を説いた。規制当局は初期的な対応を進めているものの、金融環境の変化を効果的に監督するためにはまだ多くの課題が残っているとした。