グーグルは量子チップ「Willow」が古典的スーパーコンピューターをはるかに凌ぐ速度でシミュレーションを完了したと主張し、ビットコインの暗号の長期的な影響への議論を呼び起こした。ただし専門家は脅威が現実化するのは遠い将来だと見ている。
グーグルは量子チップ「Willow」を用い、約2時間で量子カオスのシミュレーションを完了し、古典的スーパーコンピューターでは数千倍の時間がかかる計算を達成したと発表した。実験では粒子の予測不能な挙動研究の基準として知られる「Out-of-Time-Order Correlators(OTOCs)」を測定し、分子モデリング用のハミルトニアン学習などへの応用可能性も研究者が指摘している。この成果は、量子コンピューターが将来的にビットコインの暗号基盤に挑戦し得るかについて、仮想通貨業界で議論を再燃させた。しかしMysten Labsの共同創業者で主任暗号技術者のコスタス・クリプトス・チャルキアス氏は、そのような脅威は少なくとも10年先だと述べている。発表後、アルファベット株は一時1.5%上昇した後、0.7%高の約$253で引けた。ビットコインも同様に一時0.7%上昇したがその後反落し、CoinDeskのデータによれば24時間で4%下落し約$108,150で取引されている。