
仮想通貨支持派のマイケル・セリグ氏をCFTC委員長に指名したトランプ大統領の人事は、米議会が同委員会のデジタル資産市場監督権限拡大を検討する中で行われた。
ドナルド・トランプ大統領は、仮想通貨支持派の弁護士で現SECシニアアドバイザーのマイケル・セリグ氏を商品先物取引委員会(CFTC)委員長に指名した。セリグ氏はSEC仮想通貨タスクフォースの主席法律顧問を務め、過去には仮想通貨法専門のパートナー弁護士として活動していた。今回の指名は、利益相反懸念から辞退したブライアン・クインテンツ氏の後任となるもの。上院で承認されれば、セリグ氏は仮想通貨市場に対するCFTCの権限拡大が見込まれる重要な立法時期に委員会を率いることとなる。アンドリーセン・ホロウィッツのクリス・ディクソン氏やソラナ研究所のクリスティン・スミス氏ら業界リーダーは、セリグ氏の専門性とイノベーションを促す規制環境づくりの可能性を高く評価している。