
Dfnsと共同開発されたIBMの「Digital Asset Haven」は、銀行、政府、企業向けに40以上のネットワークにわたるブロックチェーン資産を安全かつコンプライアンスを遵守して一元管理できるプラットフォームを提供する。
IBMは公式発表で、仮想通貨ウォレット提供企業Dfnsと共同開発した「Digital Asset Haven」を紹介した。このプラットフォームは、銀行、政府、大企業がビットコインなどの仮想通貨やブロックチェーン資産を安全に管理するために設計されたものである。IBMのインフラとセキュリティの専門知識に、Dfnsの機関投資家レベルのカストディ技術を統合し、40以上のパブリックおよびプライベートブロックチェーンをサポートする。主な機能として、多者承認、ポリシーに基づくガバナンス、コールドストレージ、本人確認、マネーロンダリング対策、利回り生成機能、カスタマイズ可能な開発者APIなどが含まれる。Dfnsは250以上の顧客に対し1,500万超のウォレットを作成してきた経歴を持ち、IBMとの協業によりデジタル資産を実験段階から世界規模の本格運用環境へ移行させることを狙う。