WhiteBITが2024年の主要仮想通貨脅威としてソーシャルエンジニアリングを特定

WhiteBITによれば、ソーシャルエンジニアリングによるスキャムが仮想通貨のセキュリティ事案の主流を占め続けており、進化する脅威に対して技術的・行動的な双方の防御が必要であることが浮き彫りとなっている。

要約

WhiteBITの2025年データによると、偽投資提案やなりすましを含むソーシャルエンジニアリングのスキャムは仮想通貨セキュリティ事故の40.8%を占め、最も一般的な脅威となっている。フィッシング、マルウェア、キーロガーによる技術的ウォレット侵害が33.7%で続き、メッセージングプラットフォーム詐欺、特にTelegramを介した「スクロールスキャム」が10%以上を構成する。Certikは2025年上半期に仮想通貨犯罪で25億ドルの損失を報告し、Chainalysisは北朝鮮のラザラスグループによる15億ドルのBybitハッキングを仮想通貨史上最大の盗難と指摘した。WhiteBITはコールドウォレットでの資産保管、監査、ウェブアプリケーションファイアウォール、サイバーセキュリティ認証の取得などの積極的なセキュリティ対策と、機密データ共有の回避やURL確認といったユーザーの警戒習慣の必要性を強調した。

用語解説
  • Social Engineering: 人的ミスを悪用し、プライベートな情報へのアクセスを得る操作技術で、フィッシングやスキャムの手口でよく用いられる。
  • Technical Wallet Attacks: 仮想通貨ウォレットの脆弱性を悪用し、暗号資産を盗むことを目的としたサイバー攻撃。
  • Telegram Scrolling Scam: Telegram上で偽取引や悪意あるリンクによりユーザーを騙す詐欺手法。